20世紀少年を撃て
朝から晩まで映画『わが闘争』と『V for vendetta』を交互に観ている。君が思う以上に僕は忍耐強く、勤勉で、誠実な、変態かもしれないね。
澁澤龍彦はイケメンだから多少なり妬みが混じるため、あまり言いたくないが、ドチャクソ好きだ。
彼らは無敵超知識人、教養モンスターなのだ。
エッセイも小説も、まぁ引用パロディオマージュ祭りワッショイ…ブルトンに関してはフロイトを読むことが大前提だったりするワッショイよ。
僕もそうなりたいと思った。爪の先までなろうとしたのだ。
しかし僕は貧乏だった(学力的にも)。
彼らはなんだかんだで金持ちor暇人だった。
クソ…だからあれだけの教養を身に付けることができたのだ…絶対そうだ…くっそぉ。
ならば働いてられるか!と僕は完全に生活を支援してもらった。
衣食住を任せ、その間は1秒たりとも働かないというスタディ&ラヴのみの生活。いやただのクズである。しかしやはりもちろん長くは続かず、不本意ながら僕は現在、働いている。
働くために生きがちだ。
糞だ愚行だ日常だ。
こんな自由は詐欺だろう。
所謂、暴虐詩人になるまでの経緯である。
まぁ大抵の人間がブルトンらと比べた場合どちらかというと僕寄りなはずだ。皆忙しく、金がない。モテない。ない。
なので、君もそうなら、僕は暴虐詩人になるのも悪くないなと思うのだ。
ブルトンら(金と時間に余裕があるヤツら)より鋭い感性を身に付けることが可能だとすれば、まさに、鋭く掘っていくしかない。
というか鋭い人間になれ。
それで、なんなら、彼らには届かない領土、領域、いや、音域を見つけることこそ僕らの仕事だ。
フロイトの精神世界から飛び出す方法なんて21世紀にはいくらでもあり、僕らには僕らの豊かさがある。どうとでも言える。どうとでも言わせればいいのだ。オチはお前が考えろ。